子どもの予防接種

お母さんが赤ちゃんにプレゼントした病気に対する抵抗力(免疫)は、百日せきでは生後3か月までに、麻しん(はしか)では生後12か月までにほとんど自然に失われていきます。そのため、この時期を過ぎると、赤ちゃん自身で免疫をつくって病気を予防する必要があります。その助けとなるのが予防接種です。

子どもは発育と共に外出の機会が多くなり、感染症にかかる可能性も高くなります。予防接種に対する正しい理解の下で、お子さんの健康にお役立てください。

予防接種法に基づいて、町が実施する定期予防接種は表のとおりです。※令和5年4月現在

 

種類 期別 回数 対象者 標準的な接種間隔
Hib(ヒブ)感染症 初回接種   3回 生後2か月以上5歳未満

初回接種の開始は生後2か月以上7か月未満。

27日~56日の間隔をおく。

追加接種  1回 初回接種終了後、7か月以上13か月の間隔をおく。
小児の肺炎球菌感染症 初回接種  3回 生後2か月以上5歳未満

初回接種の開始は生後2か月以上7か月未満。

27日以上の間隔をおく。

追加接種  1回 初回接種終了後60日以上の間隔をおいて1歳以降に接種。(標準的には1歳以上1歳3か月未満に行う)

ジフテリア・百日せき

・ポリオ・破傷風

(4種混合)

第1期初回  3回

生後2か月以上7歳6か月未満

生後2か月以上1歳未満。

20日~56日の間隔をおく。

第1期追加  1回

初回接種(3回)終了後、12か月から18か月の間隔をおく。

ジフテリア・破傷風

(2種混合)

第2期  1回 11歳以上13歳未満 第1期を終了している小学6年生(11歳以上12歳未満)
BCG  ―  1回 1歳未満 生後5か月以上8か月未満に1回。

MR

(麻しん・風しん混合)

第1期  1回 1歳以上2歳未満  1歳に達してからできるだけ早期に接種を行う。
第2期  1回 5歳以上7歳未満  小学校入学前の1年間
水痘 初回接種  1回 1歳以上3歳未満※平成26年度に限り、3歳以上5歳未満の者も対象(1回接種) 1歳から1歳3か月未満。
追加接種  1回 初回接種終了後、6か月から12か月の間隔をおく。
日本脳炎 第1期初回  2回 生後6か月以上7歳6か月未満

3歳以上4歳未満。

6日~28日の間隔をおく。

第1期追加

 1回

4歳以上5歳未満。

初回接種から6か月以上(標準的には1年程度)の間隔をおく。

第2期  1回 9歳以上13歳未満 9歳以上10歳未満。

ヒトパピローマウイルス感染症(子宮頸がん予防接種)

2価 3回 

12歳となる日の属する年度の初日から16歳となる日の属する年度の末日までにある女子

(小学6年~高校1年相当) ※1

13歳になる年度初日から末日(中学1年生)

1か月あけて2回、1回目から6か月以上あけて1回

4価

13歳になる年度の初日から末日(中学1年生)

2か月の間隔をおいて2回、1回目から6か月以上あけて1回

9価 2回

12歳となる日の属する年度の初日から15歳となる誕生日の前日までにある女子

※初回接種が15歳以上である場合、4価ワクチンと同様の間隔で3回接種となる。

 1回目から6か月以上の間隔をおいて2回目を接種。

※ただし、2回目を5か月未満で接種した場合は、3か月以上の間隔をおいて3回目を接種する。

B型肝炎 初回接種  2回 1歳未満(平成28年4月1日以降に生まれた人)

生後2か月から生後9か月未満。

27日以上の間隔をおく。

追加接種  1回

生後2か月から生後9か月未満。

初回接種1回目から139日以上の間隔をおく。

ロタウイルス感染症 1価  ―  2回 生後6週から24週までの者(令和2年8月1日以降に生まれた者)

初回接種は生後2か月から出生14週6日。

27日以上の間隔をおく。

5価  ―

 3回

生後6週から32週までの者(令和2年8月1日以降に生まれた物)

 予防接種は個別接種となりますので、各自で医療機関に予約をして接種をしてください。

 

※1) 令和4年4月から令和7年3月まで、平成9年度から平成18年度生まれの女子を対象に、キャッチアップ接種として公費接種が可能となります。

高齢者の予防接種 

現在町で接種費用の助成を行っている予防接種は表の通りです。高齢者インフルエンザ、高齢者肺炎球菌感染症共に助成金は2000円です。

ご不明な点はお問い合わせください。

種  類

期別

対象者・対象接種

高齢者インフルエンザ

1回

65歳以上の高齢者、及び60歳から65歳未満の心臓、腎臓、又は呼吸器の高度機能障害を有する者、及び免疫機能障害を有する者。

接種期間は10月1日から12月31日まで。

高齢者肺炎球菌感染症 1回

65歳の高齢者、及び60歳から65歳未満の心臓、腎臓、又は呼吸器の高度機能障害を有する者、及び免疫機能障害を有する者。

《定期接種対象者》

今年度65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、100歳となる方及び※101歳以上の方

⇒予診票をお送りします。定期接種の対象となる機会は1回のみです。

(例:65歳で1回接種した場合、70歳のときには定期接種の対象にはなりません)

定期接種の対象以外の方は任意接種の扱いとなります。任意接種の対象の方で、大多喜町で肺炎球菌ワクチンの費用助成を一度も受けていない方は、費用の一部を助成しています。助成券を交付しますので、認め印をお持ちになり、健康福祉課へお出でください。費用の一部助成には申請書の提出が必要です。申請書用紙は役場にございますが、ホームページからもダウンロードが可能です。《申請書のダウンロードはこちらから⇒肺炎球菌ワクチン接種助成申請様式

 

 

ヒトパピローマウイルス(HPV)感染症予防接種について

子宮頸がんとは、発がん性ヒトパピローマ(HPV)の感染が原因で起こる病気です。

HPV感染症予防ワクチンは、予防接種法に基づく定期接種となっており、2価ワクチン(サーバリックス)と4価ワクチン(ガーダシル)の2種類のワクチンに加え、令和5年4月より9価ワクチン(シルガード9)が使用されています。

平成25年6月より、子宮頸がんワクチン接種の積極的勧奨が差し控えられておりましたが、令和3年11月26日厚生労働省通知により、積極的勧奨の差し控えが終了したことをお知らせいたします。

ワクチンの有効性とリスク(ワクチンを接種した後に引き起こされる可能性のある副反応)等について、十分理解したうえで接種をご検討ください。

厚生労働省ホームページ「ヒトパピローマウイルス感染症~子宮頸がんとHPVワクチン」http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou28/

厚生労働省ホームページ「9価ヒトパピローマウイルスワクチン(シルガード9)について」

www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou/hpv_9-valentHPVvaccine.html

 

予診票について

予防接種を受けるには、大多喜町が交付する予診票が必要です。接種を希望される方には予診票を交付しますので、健康福祉課までお問合せください。

 

 小学校6年生~高校1年生相当の女の子と保護者の方へ大切なお知らせ(概要版)リーフレット

20230411-103425.pdf [3438KB pdfファイル] 

小学校6年~高校1年相当の女の子と保護者の方へ大切なお知らせ(詳細版)リーフレット

20230411-104457.pdf [4049KB pdfファイル] 

平成9年度生まれ~平成17年度生まれまでの女性の方へ大切なお知らせ リーフレット

20230411-104552.pdf [2303KB pdfファイル]