新年のごあいさつ
新年明けましておめでとうございます。
町民の皆さまにおかれましては、健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
昨年1月の町長選挙におきまして、町民の皆さまのご支援により初当選させていただき、町政を担うこととなりました。
町長としての役割と責任の重さを改めて心に受けとめ、新春に臨み決意を新たにしているところでございます。
昨年は、新型コロナウイルス感染拡大の波が繰り返し押し寄せ、全国的に感染者数が増加し、本町においても生活や地域経済に多大な影響を受けました。
そのような中でも、感染症の予防対策や経済対策を実施したほか、町政運営におきましては、感染症の拡大に配慮しながら大多喜町第3次総合計画後期基本計画に掲げた施策と、公約としました「住んでよし訪れてよしのまちづくり」の実現に向けて、全庁をあげて取り組んでまいりました。2月には大多喜小学校の敷地内に放課後児童クラブたんぽぽが完成し、6月には幅広い年代の子どもが遊べる大多喜お城の森公園が開園し、多くの方にご利用いただいております。
農林業については、プロジェクトチームを立ち上げ、獣害が少なく本町で栽培できる作物の発掘及び栽培の奨励などに取り組んでおります。
また、大多喜町動画コンテストを開催し、入賞作品をYouTube等に掲載し、多くの方に視聴いただいており、今後も動画コンテストを開催し、町内外に町の魅力を発信してまいります。
さて、今年の新たな事業としましては、まず森林整備事業として、台風等による風倒木が周辺の道路や電線等に被害を与え、大規模停電や早期復旧の妨げになったことから、これらの被害を未然に防止するため、町道中野大多喜線に近接する森林から計画的に整備してまいります。
教育関係事業については、西小学校のグラウンド整備や大多喜小学校の駐車場整備などを推進し、児童の体育活動の充実と交通安全の向上を図ってまいります。また、旧西中学校を三育学院中学校として活用している学校法人三育学院では、4月から6年制の中等教育学校として新たにスタートしますので、学校教育活動の連携や地域の活性化を期待しております。
子育て支援については、昨年から子ども医療費の無償化を高校生まで対象としました。子育て家庭の経済的負担を軽減するため引き続き実施し、妊娠期から出産・子育てまで切れ目ない支援をしてまいります。
多くの皆様が取得されているマイナンバーカードは、3月から専用機器が設置された全国のコンビニエンスストアー等で、役場の閉庁日でも午前6時から午後11時までの間、印鑑証明書、住民票及び所得等証明書が取得できるサービスがスタートします。
そのほかに、いすみ鉄道開業35周年、メキシコ合衆国クエルナバカ市との姉妹都市提携45周年、そして千葉県生誕150周年を迎える節目の年になりますので、関係機関等と記念事業を計画しております。
結びに、本年が町民の皆さまにとりまして素晴らしい年となりますことを心からご祈念申し上げるとともに、町の発展のため職員とともに全力で取り組んでまいりますので、より一層のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げ、新年のごあいさつとさせていただきます。
大多喜町長 平林 昇
