姉妹都市

友好の輪がひろがっています

1997年にクエルナバカ市長を表敬訪問

クエルナバカは首都メキシコシティの南部モレロス州にある、
人口約20万人の、温暖な気候に恵まれたリゾート地です。

メキシコ通りにあるレリーフ

町長とともに親善訪問した大多喜国際交流会
日本とメキシコの友好関係は、17世紀までさかのぽります。1609年、ドン・ロドリゴ一行は「サンフランシスコ号」でフィリピンからメキシコヘ帰る途中、暴風雨に遭い、上総国岩和田(現在の千葉県御宿町)の沖合で座礁したところを地元の漁民たちに助けられました。
このことはすぐ大多喜城に報告され、城主・本多忠朝の温情で衣服や食物が与えられました。そして幕府から指示があるまでの37日間、一行は岩和田で過ごし、温かいもてなしを受けました。これがきっかけとなり、以後日墨間で交流が行われるようになったのです。
メキシコと日本の国交は続き、1888年には日墨修好通商条約が結ばれ、1897年には日本人のメキシコ移民が実現しました。太平洋戦争による一時的な国交断絶、大使館の焼失という事件もありましたが、1952年に国交が回復し、現在に至るまで盛んに交流が行われています。

1998年に西中学校で講演を行った
メキシコ・モレロス州大学マリンバチーム
大多喜町とク工ルナバカ市は、1978年に姉妹都市として提携。以来、大多喜から友好訪問団の派遣、メキシコから少年野球団の表敬訪問など、親交が深められています。
1997年「日本人メキシコ移住百周年」の記念行事が日本、メキシコの両国で盛大に催されました。また同じ年、大多喜町とク工ルナバカ市の姉妹都市締結20周年を記念して、訪問団がク工ルナバカ市を表敬訪問し、現地の文化や習慣にふれて貴重な体験をしました。翌年には、クエルナバカ市からモレロス州大学マリンバチームが来日し、公演を行っています。
更新日:2024年03月29日