空き家バンク活用事例
大多喜町空き家バンク 空き家活用事例
大多喜麦酒(OTAKI BREWERY)
宇筒原の「空き家」が 丁寧なつくりのクラフトビール醸造所へ



宇筒原の一角、元農家の納屋(町空き家バンク物件)が新しい家主で改修され、2022年4月に大多喜麦酒(OTAKI BREWERY)に生まれ変わった。
夏には蛍が飛び交うほど綺麗な水の恵みが、今もなお存在する大多喜町。
長らく東京で生活してきた宮崎さんは、この大多喜町に「縁」を感じ、地下水を利用してビールをつくっている。


大多喜麦酒では、1階が醸造所、2階は週末限定のBarとなっている。
木の温もりを感じる物件の良さはそのまま生かし雰囲気ある空間に自ら改修した。
Q社名の由来
地名をとったのはもちろんだが、大多喜麦酒は株式会社BIG JOY。
BIG JOY=”大きく 喜ぶ” という意味で”大きく多く喜ぶ”と書く大多喜町に深い「縁」を感じていたという。
Q本町で開業するにあたって不安は無かったのか
もって生まれた性格がポジティブではあるが、当初から不安は無かった。
その理由の1つに、本町の立地の良さがあるという。
- 観光地やゴルフ場が多い
- 都心から90分程度で往来ができる
- 近隣の海岸まで30分程度で行ける
- 道の駅がある
- 小規模でも地域イベントが数回ある
このような理由から集客力があり、町民も親切で協力的なので人とのご縁で繋がりが生まれ、その繋がりが多くなった結果、不安が無いのだという。
このお人柄だからこそ多くの方々とのご縁が繋がるのだろうと宮崎さんが醸しだす空気感からも感じた。


Q仕事内容は
- 醸造
- 小売り
- 卸し
全てをお1人で担っている。
Q本町で開業し、感じていること
都心から90分程度と近いながらも、蛍が飛び交うなど自然の豊かさがここにはある。
都内にいた頃よりも、この環境を”守る”という意識は確実に高まった。
マイペースにビールづくりをしているが、町民は外から来た人に対してウエルカムな姿勢でいてくれる人が多く、親切で協力的。応援してくれる人がたくさんいる、と素敵な笑顔をみせてくれた。
Q今後の目標は
自分が作るビールに地域の”色”を反映させて「大多喜町」や「夷隅地域」にこだわったものに展開し町や地域の素晴らしさを発信していきたい。
将来的には、この「大多喜麦酒」を大きくしてくれるような人にバトンタッチして、地域に根差した醸造所に成長していってほしいという。
Qこれから空き家の活用を考えている方や、大多喜町へ移住しようとしている方へのメッセージ
経営者として「大多喜っていいよ」と伝えたい
どんな仕事をするにしても目的を持って取り組む事が大切
インスピレーションも大切ではあるが、土地の人と交流すると多くの発見が得られる
地域の人は親切にしてくれるので、自分一人で抱え込まず頼っていい
一緒に悩んだり、応援してくれる住民が力になってくれる

この記事に関するお問い合わせ先
企画課移住促進係
〒298-0292
千葉県夷隅郡大多喜町大多喜93番地
電話番号:0470-82-2165
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更新日:2024年09月19日