子どもの予防接種

更新日:2025年04月18日

子どもの予防接種

お母さんが赤ちゃんにプレゼントした病気に対する抵抗力(免疫)は、百日せきでは生後3か月までに、麻しん(はしか)では生後12か月までにほとんど自然に失われていきます。そのため、この時期を過ぎると、赤ちゃん自身で免疫をつくって病気を予防する必要があります。その助けとなるのが予防接種です。

子どもは発育と共に外出の機会が多くなり、感染症にかかる可能性も高くなります。予防接種に対する正しい理解の下で、お子さんの健康にお役立てください。

定期予防接種一覧(令和7年4月現在)
種類(期別) 回数 対象者 標準的な接種間隔
小児の肺炎球菌感染症(初回接種) 3回 生後2か月以上5歳未満
  • 初回接種の開始は生後2か月以上7か月未満。
  • 27日以上の間隔をおく。
小児の肺炎球菌感染症(追加接種) 1回 生後2か月以上5歳未満 初回接種終了後60日以上の間隔をおいて1歳以降に接種。(標準的には1歳以上1歳3か月未満に行う)
ジフテリア・百日せき・ポリオ・破傷風・Hib(5種混合)(第1期初回) 3回 生後2か月以上7歳6か月未満
  • 初回接種の開始は生後2か月以上7か月未満。
  • 20日~56日の間隔をおく。
ジフテリア・百日せき・ポリオ・破傷風・Hib(5種混合)(第1期追加) 1回 生後2か月以上7歳6か月未満 初回接種(3回)終了後、6か月の間隔をおく。
ジフテリア・破傷風(2種混合)(第2期) 1回 11歳以上13歳未満 第1期を終了している小学6年生(11歳以上12歳未満)
BCG 1回 1歳未満 生後5か月以上8か月未満に1回。
MR(麻しん・風しん混合)(第1期) 1回 1歳以上2歳未満 1歳に達してからできるだけ早期に接種を行う。
MR(麻しん・風しん混合)(第2期) 1回 5歳以上7歳未満 小学校入学前の1年間
水痘(初回接種) 1回 1歳以上3歳未満 1歳から1歳3か月未満。
水痘(追加接種) 1回 1歳以上3歳未満 初回接種終了後、6か月から12か月の間隔をおく。
日本脳炎(第1期初回) 2回 生後6か月以上7歳6か月未満
  • 3歳以上4歳未満。
  • 6日~28日の間隔をおく。
日本脳炎(第1期追加) 1回 生後6か月以上7歳6か月未満
  • 4歳以上5歳未満。
  • 初回接種から6か月以上(標準的には1年程度)の間隔をおく。
日本脳炎(第2期) 1回 9歳以上13歳未満 9歳以上10歳未満。
ヒトパピローマウイルス感染症(子宮頸がん予防接種) 2価 3回 12歳となる日の属する年度の初日から16歳となる日の属する年度の末日までにある女子、キャッチアップ接種対象者
  • 13歳になる年度初日から末日(中学1年生)
  • 1か月あけて2回、1回目から6か月以上あけて1回
ヒトパピローマウイルス感染症(子宮頸がん予防接種) 4価 3回 12歳となる日の属する年度の初日から16歳となる日の属する年度の末日までにある女子、キャッチアップ接種対象者
  • 13歳になる年度の初日から末日(中学1年生)
  • 2か月の間隔をおいて2回、1回目から6か月以上あけて1回
ヒトパピローマウイルス感染症(子宮頸がん予防接種) 9価 2回 12歳となる日の属する年度の初日から15歳となる誕生日の前日までにある女子、キャッチアップ接種対象者
(注意)初回接種が15歳以上である場合、4価ワクチンと同様の間隔で3回接種となる。
1回目から6か月以上の間隔をおいて2回目を接種。
(注意)ただし、2回目を5か月未満で接種した場合は、3か月以上の間隔をおいて3回目を接種する。
B型肝炎(初回接種) 2回 1歳未満(平成28年4月1日以降に生まれた方)
  • 生後2か月から生後9か月未満。
  • 27日以上の間隔をおく。
B型肝炎(追加接種) 1回 1歳未満(平成28年4月1日以降に生まれた方)
  • 生後2か月から生後9か月未満。
  • 初回接種1回目から139日以上の間隔をおく。
ロタウイルス感染症 1価 2回 生後6週以上24週未満(令和2年8月1日以降に生まれた方)
  • 初回接種は生後2か月から出生14週6日。
  • 27日以上の間隔をおく。
ロタウイルス感染症 5価 3回 生後6週以上32週未満(令和2年8月1日以降に生まれた方)
  • 初回接種は生後2か月から出生14週6日。
  • 27日以上の間隔をおく。

 

任意予防接種一覧(令和6年度)

種類 回数 対象者 対象期間 助成金額
インフルエンザ 1回 生後6か月から高校3年生相当の方 10月から12月まで 1回2,000円

(注意)生後6か月以上13歳未満の方は2回まで助成対象です。ただし、フルミスト点鼻液は13歳未満の方であっても、1人1回までとなります。

(注意)生活保護受給者の方は、健康福祉課で事前に申請手続きを行うことで接種費用が無料になります。

予防接種は個別接種となりますので、各自で医療機関に予約をして接種をしてください。

ヒトパピローマウイルス感染症(子宮頸がん予防接種)

子宮頸がんとは、発がん性ヒトパピローマ(HPV)の感染が原因で起こる病気です。

HPV感染症予防ワクチンは、予防接種法に基づく定期接種となっており、2価ワクチン(サーバリックス)と4価ワクチン(ガーダシル)の2種類のワクチンに加え、令和5年4月より9価ワクチン(シルガード9)が使用されています。

平成25年6月より、子宮頸がんワクチン接種の積極的勧奨が差し控えられておりましたが、ワクチンの安全性について特段の懸念が認められないことがあらためて確認され、令和3年11月26日厚生労働省通知により、積極的勧奨の差し控えが終了したことをお知らせいたします。

ワクチンの有効性とリスク(ワクチンを接種した後に引き起こされる可能性のある副反応)等について、十分理解したうえで接種をご検討ください。

キャッチアップ接種

平成9年度から平成19年度生まれ(誕生日が1997年4月2日から2008年4月1日)の女性で、過去にHPVワクチンの接種を合計3回受けていない方に、あらためてHPV接種の機会が設けられています。

また、令和6年の夏以降の需要の大幅な増加に伴う限定出荷の状況等を踏まえ、令和7年度に新たに定期接種の対象から外れる、平成20年度生まれ(誕生日が2008年4月2日から2009年4月1日)の女性も経過措置の対象となります。

接種期間

令和4年4月1日から令和7年3月31日までに1回以上接種した方は、令和8年3月31日まで公費で接種をすることができます。

接種可能医療機関

接種を希望される方は、医療機関へ直接ご連絡のうえ、「母子健康手帳」「予診票」「マイナンバーカードや資格確認証」を持参してください。

接種可能医療機関
名称 所在地 電話番号
川崎病院 大多喜町泉水674番地 0470-82-2008
君塚医院 大多喜町弥喜用134番地 0470-83-0012

上記以外に、千葉県内の予防接種乗り入れ委託医療機関で接種することができます。

予診票

乳幼児期に受けられる予防接種の予診票について、出生時もしくは転入時にまとめてお渡ししています。

なお、日本脳炎(第2期)の予診票は小学校3年生、ジフテリア・破傷風(2種混合)(2期)とヒトパピローマウイルス(HPV)の予診票は小学校6年生の時期に個別に郵送しています。インフルエンザの予診票は10月上旬、もしくは生後6か月に達する前月(11月と12月のみ)に個別に郵送しています。

予診票がお手元にない方は、健康福祉課までご相談ください。

令和6年度に、麻しん及び風しんの定期予防接種を受けられなかった方

令和6年度の麻しん及び風しんの定期接種のうち、麻しん風しんワクチンの偏在等が生じたことを理由に接種を受けられなかった方は、令和8年度までの2年間の延長が可能となりました。下記を確認していただき、接種を希望する方は健康福祉課保健予防係までご相談ください。

対象者

下記に該当し、麻しん風しん(MR)ワクチンの偏在等が生じたことを理由にワクチンの接種ができなかったと市町村長が認める方が対象者です。

特例の対象者
第1期 令和6年度内に生後24月に達する、又は達した者
第2期 令和6年度における第2期の対象者(5歳以上7歳未満の者であって、小学校就学の始期に達する日の1年前の日から当該始期に達する日の前日までの間にある者)
第5期

昭和37年4月2日から昭和54年4月1日生まれの男性であって、令和6年度末までに抗体検査を実施した結果、風しんの抗体が不十分な者

(注意)令和7年度以降、抗体検査を実施した方は対象外

 

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この記事に関するお問い合わせ先

健康福祉課保健予防係
〒298-0292
千葉県夷隅郡大多喜町大多喜93番地
電話番号:0470-82-2168
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