大多喜町役場中庁舎(ユネスコ文化遺産保全賞2013 国登録有形文化財2015)

更新日:2026年09月10日

【町民カレッジを実施しました】世界で認められた歴史的建造物「大多喜町中庁舎」を英語で学ぶ

実施内容

7月17日(金曜日)、町民カレッジ「世界で認められた歴史的建造物 中庁舎を英語で学ぶ」を開催しました。

この講座は、2013年にユネスコアジア太平洋文化遺産保全賞を受賞し、2015年には日本の国登録有形文化財となった中庁舎について、その歴史や建築の魅力を知っていただくことを目的に開催しました。ユネスコ表彰文等の英語原文を教材に、世界からの評価についても学びました。

導入では、中庁舎誕生の背景や建築の特色について紹介しました。建設にあたっては、早稲田大学で建築家・今井兼次氏に学んだ中村茂町議の尽力があったことをはじめ、設計者・今井兼次氏、保存修復を手掛けた内田学氏、保存活動を推進した建築士・夏目勝也氏、歴史的建造物の保全と活用を専門とする金出ミチル氏など、多くの方々の献身により、今日の中庁舎が受け継がれてきたことを紹介しました。

続いて、参加者の皆さんに館内を見学いただきました。武田菱の意匠が施された第4会議室を起点に、手仕事による建具金物ほか装飾、玄関ポーチ、羅針盤など、力強いモダニズム建築の中にちりばめられた詩情あふれるしかけを案内しました。1階では信楽焼によるスプートニック、屋上ではガウディの影響を受けた今井兼次氏の真骨頂ともいえる陶片モザイクやトップライト構造などをご覧いただきました。

見学後は第4会議室に戻り、参加者から寄せられた質問にお答えしながら、中庁舎が保存されるまでの経緯について触れました。その後、2013年ユネスコアジアの表彰文を英語原文で読みました。まず参加者一人ひとりが順番で一文ずつ英文を音読し、日本語に訳すことに挑戦しました。その後、AIによる英文の読み上げと日本語訳で内容を確認しました。参加者からは、昨今AIの自然な発音や翻訳の精度に驚きの声が上がりました。自ら読み、考えた内容をAIと照らし合わせながら、世界が中庁舎をどのように評価したのかをアクティブに読み解きました。

最後の感想共有では、「ユネスコの表彰文を原文で読んで、この賞は保存したことへの賞ではなく、歴史的建造物の保存と活用をさらに推進するための賞なのだと分かりました」「これまで何度も中庁舎を利用してきましたが、その価値を知らずに使っていました。今日は建物の背景を知ることができ、感無量です」といった感想が寄せられました。

中庁舎屋上の陶片モザイク
中庁舎屋上トップライト
中庁舎地下ドア

中庁舎 資料

役場庁舎パンフレット1/4(表紙)

この記事に関するお問い合わせ先

生涯学習課社会教育係 (中央公民館)
〒298-0216
千葉県夷隅郡大多喜町大多喜486-10
電話番号:0470-82ー3188
お問い合わせはこちら